投資戦略セミナー

最近は2週間に1回ほどセミナーに参加しています。あ、FXのセミナーです。これとは別の会社が「モンゴルレアメタルセミナー」だったかな。そんなのやっていました(^^;
金曜は金融安定化法案が下院を通るところまで上がっていたのが、実際に通ったら下落してしまいしました。どうも、内容が悪かったようです。不良債権は買い取るが、時価でっていうのがまずかった。それで資本不足になったらまた銀行破綻懸念が。。。それにそれを実行するのに数週間かかるので、その間にもマーケットで値が刻一刻と変化しているわけです。
日本でいうと、まだ、山一や拓銀が破綻したあたりで、りそな銀行の国有化のように公的資金で救済するまでは信用収縮は治まりそうもありません。拓銀は資金を貸してくれる銀行がどこもなくて、破綻したそうです。銀行も普通の会社と同じように運転資金がないとつぶれちゃうのです。今は邦銀への貸し出し金利に比べ外銀は割高な金利でないと資金を調達できません。特にドルは逼迫していて、翌日物のオーバーナイトでも10%出さないと資金を調達できない場合も。それが、現在のスワップポイントに影響しています。オージーストレートは買いでは支払いスワップになっているそうです。これが落ち着けばスワップも元に戻ります。
信用収縮は米国だけでなく欧州にも広がってきています。欧州はドイツが頑張っていたのですが、ついに力尽きてきています。これからは世界的に利下げ傾向に向かいそうです。ドルは年内に0.5%くらいの利下げをマーケットは織り込みかけているようです。英国も米国と同じような経済状況ですが、国が小さいだけに小回りがききやすいのではないか。オセアニアでは、NZはすでにリセッションに入っています。金利が高いために金利政策ではまだ下げる余地があります。オーストラリアはまだ影響は軽微ですが今後は不透明。火曜には0.5%の利下げの可能性が高い。
為替市場の中心は「ドル・ユーロ・円」で、それを行ったり来たりしています。現在は信用収縮で影響の小さい円が不美人投票で一番買われています。ドルは皆が調達したい通貨なので、他の通貨を売ってドルを手に入れようとしています。現在の円高・ドル高の原因です。