バブルの頃

高校を卒業したのが昭和63年。
私は公務員になりたかったのですが、面接で落ちてしまい、就職活動が遅れてしまったためにあまり良い会社に入社できませんでした。ゴム印を作る小さい会社でしたが、景気が良かったせいか、職場ではとても良い雰囲気。私はボウリング部に入り、2ヶ月に1回くらいに皆でプレイをやりに行ってました。
そして翌年1月、天皇が亡くなり年号が変わったのです。特需というのでしょうか、二重線付きの平成のゴム印が飛ぶように売れたのです。休日出勤もしましたけど、今もその会社があるのかは分かりません(^^;
バブルと言っても私はお金が無かったので、それほど影響はなかったです。
それでも、5%以上利息がつく預金はザラにありましたし、その中でも定額貯金が人気でした。
定額貯金は10年預けると倍になると言われてました。
あと、一時払いの養老保険の割引率が高かったので、お金に余裕がある人にとっては良い商品だったと思います。ですから、株なんて考えたことが無いし、株をやる人はお金持ちだと思っていました。一般の人はそれほどリスクを冒さなくても元本保証で魅力的な商品がたくさんあったんです。あの頃はあれで当たり前でしたし、まさか現在のような低金利時代がくるとは思ってもみませんでした。