個人投資家フォーラム&軽貨急配IR説明会

今日は昼からセミナーに参加してきました。
第一部は現在大証2部に上場している、軽貨急配のIR説明会でした。
今期は特別損失を計上したため、業績を下方修正しています。
業態として、オーナーオペレーターに小型トラックを販売し、物流業務を委託するというものでした。ところが軽貨急配が債務保証をしていたため、オーナーオペレーターの病気、廃業により債権が焦げ付いてしまったのです。その長期未収債権が足をひっぱり、本業を圧迫してる状態です。
それに対して、事業組合を設立し、組合が回収する仕組みに変えることで新たな不良債権が発生しないと同時に、今有る不良債権の償却を急いでいるようです。

それにしても、社長はとてもやる気満々で好感を持ちましたが、赤字なのに積立金を崩してまで配当を続けることに疑問を感じます。。。

第二部は、パネルディスカッション
「ネット取引時代の賢い株式投資法」でした。
パネラーは、

でした。
今後の株式相場の展望

  • 木村喜由氏
    • 外国人は11月は買い越しにもかかわらず、日本人が売り越しとなってるが、実際に売り越しているのは機関投資家であって、個人投資家ではない。個人投資家はIPO等で買ってるためトントンとみている。なぜ売るのかというと、保険・信託の予定利率が下がっているため、リスク商品の割合を減らしている。2兆円の売り越しで下落したが、今後はそういう売りが出ないために持ち直す。外国人は日本株が割安だから積極的に買っている。
    • 円高は問題なし。北米の依存度は22%ほどで、ここ数年増加していない。加えて、日系の自動車は北米でのシェアが高く値下げもない。アジアでの依存度は50%を超えている。
    • 東証2部の割安株に投資するのは面白いと思う。特に1部昇格は70社ほどで、まったく候補に上らないものを除くと、期待できるものは数多くある。自動車関連に期待。
  • 田嶋智太郎氏
    • 景気が底打ちして上場企業の決算が好調だが、個人が恩益を受けだすのは、それより数年遅れるので、これからが消費拡大の可能性がある。だから今の日本株は割安すぎで、これより下がることは考えられない。来週あたりには節目になるのではないか?
    • 原油価格が下落して石油関連の会社が売られてる今はチャンス。なぜなら、WTIの高品質の原油は輸入せず、ドバイの低品質の原油仕入れ、日本で精製してるからである。そのため、WTIよりもずっと割安なのだが、便乗値上げでかなり儲かってるはず。
    • あとは消費関連が期待できる。五輪が終わり、液晶テレビはかなり割安となった。今は年末商戦でかなり売れている。そのほかにニンテンドーDSなど、ゲーム関連が好調。これにも液晶が使われいて、かなりの確率でシャープ製なので、シャープがお勧め。また、そういった商品を販売する、ヤマダ電機ケーズデンキなどが狙い目。
    • その他、久しぶりに年末にイベントがあるアミューズもいけるのではないか。
  • 若林史江
    • 新興市場の中には底打ちしたものが見られるので、新春には騰がるのではないか。新興・小型株に期待。
    • それと、これに続いて騰がると思うものはトヨタ。澤上氏曰く、トヨタは30年足を見てもずっと上昇を続けている。