スギ薬局

今日は久しぶりにIRセミナーに行ってきました。この会社も私は実際には店舗を見たことがありません。ドラッグストアはたくさんありますが、この会社の特徴は処方箋調剤ができることです。ドラッグストアのトップはマツモトキヨシらしいですが、私は買い物したことがありませんし、名前を聞くと???という感じです(^^;
2004年度の高齢化率(総人口に占める65歳以上の割合)は19.5%なので、現在は高齢化社会ではなく高齢社会なんだそうです。これが21%を超えると超高齢社会と呼ばれるようです。そして、老衰で亡くなる割合は約2.3%・・・死因の6割以上は生活習慣に起因する疾患が原因なんだそうです。高齢者ほど複数の疾患を抱えているので、65歳以上の高齢者の医療費は65歳未満の約5倍になるそうで、これにより複数の病院から薬が処方されるのですが、効き目の重なる薬を服用する危険性が高まります。それで、病院と薬局の分業がすすめられています。これにより、重複投与を防ぐことができます。今後は医療費が高くなり、また軽い病気なら自分でなんとかする必要があり、薬局の担うことが多くなるとのことでした。
処方箋調剤をするには薬剤師の教育などコストがかかりますが、そういう部分で顧客の信頼関係を築き、目指すところは顧客株主主義です。
これからは関西での店舗増加を加速するそうです。このための先行投資でコストが大きくなって、当期利益は前期比マイナスになっています。それと、有利子負債は今までゼロでしたが、4月に銀行からの借入することになったようです。
1株利益に比べて配当性向は低いのですが、現在は成長過程なので配当よりも先行投資を優先させているとのことでした。