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今日は売買なしです。
昨日誤発注で仕切ってしまった粗糖ですが、今日はなんとS安!ひぇー、仕切っておいて良かった・・・でないと、さらに5万以上の損を計上する羽目になってました(^^;
・・・ということは、意外と私ツイてるってことでしょうか(笑)
ひまわりCXのポジションの損益はは昨日と変化なしです。


高騰する粗糖先物――商品相場の「陰の主役」に(ポジション)2006/02/16, 日経金融新聞

 商品先物市場で粗糖(砂糖)相場が歴史的な高騰局面を迎えている。主産地ブラジルでガソリン代替燃料エタノール向けにサトウキビの需要が拡大、それに伴い粗糖の生産が減るとの見方が浮上しているためだ。原油や金に比べ目立たない存在だったが、商品相場全体をけん引する「陰の主役」になりつつある。
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 「どこまで上がるのか、想像もつかない」。指標となるニューヨーク先物市場の粗糖相場で関係者からこんな声が出始めた。年初からの一カ月間だけで三六・一%上昇。今月三日には一九八一年以来となる一ポンド一九・三〇セントの高値をつけた。
 商品相場の値動きを示すロイター・ジェフリーズCRB指数は今年に入って最高値を更新する日が相次いだが、なかでも上昇が突出していたのが粗糖だ。
 二〇〇五年初めからの騰落率をみると、粗糖は九割強上昇。原油は四割高、金は三割高にとどまる。CRB指数の全構成品目に占める粗糖の比率は五%に過ぎないが、「上昇率があまりにも高く、商品相場のけん引役が粗糖になっている」(商品取引会社)。
 粗糖相場高騰の背景にあるのが原油高に伴う需給構造の変化だ。粗糖の最大生産国ブラジルではサトウキビから作るガソリン代替燃料エタノールの需要が伸びている。これまで同国産のサトウキビはエタノールと粗糖を同程度の割合に使用していたが、エタノールに振り向ける比率が増えているという。
 今後も「日本などへの輸出も検討されており、エタノール市場は拡大が続く公算が大きい」(商取会社)。市場参加者は先行きの供給減少を見据えて粗糖の買いを膨らませているのだ。
 エタノール需要拡大以外にも粗糖の需給が引き締まる要因がある。ブラジルに次ぎ年間五百万トンの輸出量があった欧州連合(EU)は昨年十一月に粗糖生産者を保護するための補助金制度の改革を決定。EUの輸出が減るとの懸念が強まった。一方で五年間で一人当たりの消費量が一・五倍に伸びたとされる中国を中心に需要は堅調だ。
 資金の性格も変化している。原油や金など幅広い品目に買いを入れる商品指数連動型ファンドの影響が高まっているが、粗糖も例外ではない。欧米の年金基金機関投資家の投資マネーが指数連動型ファンドを通じて粗糖先物にも押し寄せ相場を押し上げている。
 これを裏付けるのが資金の流入量を示す建玉(未決済残高)の増加だ。現在の建玉は昨年初めより三割以上増え、五十万枚(枚は最低取引単位)に達した。指数連動型ファンドは短期の値ざやを狙う従来型のファンドとは異なり、長期に市場に居座るため、相場が高止まりする要因になる。
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 海外市場の粗糖買いの流れは国内にも波及している。東京穀物商品取引所の粗糖先物の一月の売買高は十一万二千枚で、前年同月比の四・六倍。増加率では国内市場では最も高い商品だ。
 足元のニューヨーク相場は高値警戒感もあって一八セント近辺でもみ合いが続くが、「一方的に下がる地合いではない」(エース交易の野崎由香理シニアアナリスト)。今後も「短期の調整を繰り返しながら、上昇基調の展開が続く」(大手商社)との見方が多い。
 「粗糖が本格的に下落するとすれば、それは商品全体が値崩れを起こすときかもしれない」(三井物産フューチャーズの江守哲上席ストラテジスト)。今や粗糖は高値が続く国際商品を象徴する存在。騰落への市場関係者の関心はかつてなく高い。(生川暁)