為替は9月から始まる、円高or円安?!

今日はマネースクェアジャパン主催のセミナーに参加しました。
まずは会社紹介から始まり、信託保全についての説明がありました。信託保全しているFX業者は多いものですが、実はそのやり方はいろいろで、円貨しか保証されないところ、外貨も保証されるところ、毎日値洗いして保全するところ、一週間に一回しか保全しないところなど。。。例として渡された資料でそういう問題点がある業者の一つが私の取引業者でした。名前は伏せられていましたが、以前からそれには気づいてたし、文字数を考えると間違いない(^^;ぜひとも業者に要望したいと思います。ただし、自己資本規制比率は460%だし、特に問題はないと思うのですが(笑)

第2部は、(株)マネー&マネーの吉田 亘氏基調講演でした。
9月は為替の季節ということで、本格相場始動への方向性が出てくるそうです。8・9・10月、9・10・11月は方向性が同じになることが多く、去年もそうでした。それがドル安なのか、ドル高なのかはまだ分からないそうです。
講師の見方はどちらかというと、ドル安予想です。雇用統計が出ると相場が反転しやすく、現在は高値圏なので反落する可能性が高い。また、円実効相場はドル安を示唆している。米利上げ終了後はドル高になりやすい。ドルは債券の影響が大きいからで、金利が下がる頃から米国債の人気が出るのでドルの買い支えになります。
その他の通貨。欧州通貨は異常な買いは「革命」か、「バブル」か・・・ユーロ発足以来、陽線は連続で7本続いたことがなく、今月が陽線だとユーロ史上初。買われすぎと思われる。また、ロングポジションは9万枚まで積みあがっている。ポンドはこれまた8月に急騰。ロングポジションは6万枚となっている。オージーは買われ過ぎ領域を越える水準になっており、またロングポジションは3万を超えている。キウイは意外なほど買われた。3・4月には大きく売られたが、この原因としてアイスランドバブル崩壊ヘッジファンドが大損し、次にトルコなど新興国の株が売られ、またヘッジファンドが大損し、その後ヘッジファンドオセアニア通貨を売ったからといわれています。その後ヘッジファンドが復活し、また円キャリートレードを開始したのが原因だということでした。ただし、キウイは年足では続くことが多いので、01年から0年は陽線でしたが、今年が陰線になった場合は数年陰線が続く可能性も。

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感想としては予想の範囲内でした。世間ではドル安に進むといわれていますし、そういうデータをいろいろ見せられました。ただ、そのデータも無理のある統計とかがある(失礼!)と思われます。去年の秋にも別の為替セミナーの講師も様々な統計資料を提示し、ドル安を力説していました。確かに、納得する内容でしたが、相場は忠実には動かない。プロが完璧に見通し通りで儲けられるならば苦労しませんよね、投資家もアナリストも。ただ、ユーロやその他のクロス円通貨については・・・(^^;