3/3 今週を振り返って

今週はすごい相場となりました。
私は月末にしか資産評価をしないのですが、2日時点での資産評価をしてみました。先月28日と今月2日の3日間の間だけですが、この間だけで1.7%のマイナスとなりました。国内での運用では1.9%のマイナス。海外での運用は1.5%のマイナスです。海外の運用といっても円高になったために評価額が下がったのが原因です。積み立てているファンドの含み損は計上していませんが、15ポンドくらいの予想です。
NY株の影響を大きく受けて日本株も下がりそうな雰囲気がありますから、もうちょっと評価額は下がるかも知れませんね(^^;私の評価額の天井といっても、月に1回しか評価しませんからはっきり分かりません。2月末からどのくらいのドローダウンになるか・・・です。ちなみに、私の投資しているHSBCのBRICに投資する元本確保ファンドは、月のパフォーマンスが10%のマイナスになった時点でその年はゲームオーバーとなります。今回の暴落でそのくらいのマイナスになっているんじゃないかな。だって震源地が中国なんだもんね。資金効率が悪くなってしまいました。積み立てているものに関しては、特に問題には感じていません。
今回世界同時株安になったのですが、今日、知り合いにある資料をみせてもらいました。それは、国際分散投資の必要性に関するものです。
それによると、メキシコ通貨危機の時には、エマージング市場だけに投資していたら元本回復まで1年ほどかかり、下落率は2割以上に達していました。
ロシア通貨危機の時には、外債だけに投資していたら元本回復までには最長5年ほどかかり、下落率は2割以上に達していました。特にハイイールド債券がひどかった。
エンロンワールドコムショックの時には、内外の株式だけに投資していたら、元本回復までに最長2年以上かかり、下落率は2割以上に達していました。
以上のことから、どのアセットクラスに偏っていても安定した運用ができないという説明です。
また、機関投資家の運用プロセスについての説明。
ハーバード大学基金の運用資金は2005年時点で2兆9507億円(254億3772万ドル)ですが、年率14.3%の運用実績です。11種類の多様な資産に分散投資しているそうです。
米国株式 18.8%・海外株式 13.6%・エマージング株式 7.2%・未公開株 7.7%・絶対収益型投資 11.4%・ハイイールド債 5.9%・商品 11.8%・不動産 5.6%・米国債券 6.7%・外国債券 3.3%・インフレ連動債 5.7%・キャッシュ 2.3%です。
要は、相場は神のみぞ知る世界なので、当てようと思わず、自らのリスク許容度に応じた国際分散投資が重要とのことです。これにより、上記例で元本回復に要した月数は平均9ヶ月。回復までの最大下落率は平均8.5%。どのアセットクラスが回復局面の主役になるか当てる必要はありません。
これを見て私が感じるのは、資金が大きくなれば分散するメリットは十分あるということです。1000万くらいでは分散効果としては力不足。5千万くらいになれば運用の自由度が大きくなるのですが。。。どこかで読みましたが、トヨタを1000株くらい楽に買える投資家でないとお金は大きく殖やせないというもの。資金がたくさんあればあるほど儲かるので、お金持ちはさらにお金持ちになるのですね。