オクトキュービック

今日は初めてのオクト主催、商品と為替のダブルセミナーでした。
商品相場は、今年に入って下落を繰り広げていますが、その原因になっているのがインデックス投信などの買い方ばかりだったため。いったん下げ始めると売り落ち注文しか入らないためにダラダラと下がって反発しない。これが売り方が多ければ買い落ちもあるので下げが続かないとのこと。それと、商品と株式は値動きが連動しないと思われているが、ポートフォリオを組むとすればバランスを重視するので、株が下落すればポートフォリオをリセットして組み直すために、インデックスに投資しているものも落とす必要があるそうです。連動しないというのは誤解ということですね。確かに、ライブドアショックがあったときは、追証回避のために余裕資金で買い建てしてる金を手仕舞いしたから金が暴落しましたから。
銅と金は連動しやすい。原油は高止まり。金は700ドルからの実需がないために売り落ちが多い。大豆・コーンは順ザヤで買い主体なので上がりづらい。
次に為替。大多数の予想は年末にかけて円高が進むということですが、今回のセミナーの講師によると、少数の意見ではあるが円安になる可能性があるとのこと。なぜなら米国はインフレの可能性が高いので5.5%くらいまで金利が上がる可能性がある。消費者物価指数を要チェック。米国ではタカ派がFOMCのメンバーになっており、さらにドル安を推進していたメンバーが外されたことを考えると、ドル安は望まれていない。ただし、9月19日・20日のシンガポールでのG7会議の声明によってはドル安になる可能性もあり。
あと、注目されているユーロもそれぞれの国の事情を考えるとユーロ高が望ましくない可能性もある。