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今日は自律反発でしょうか。ちょっと下げ渋りました。職場に来た人が言うには、今はインドかBRICsだそうです。その人が買っているファンドは去年の騰落率は70%だって言ってました。反対に、まったくダメなのが日本株で、次がREITです。REITファンドは銀行から売却をアドバイスされたそうですが、そのまま持っていたら酷いことになったようです。それでも銀行の言うことは信用できないと言っています。
上司はその人の勧めでアジアに投資するファンドを買っています。そのファンドの成績はイマイチで、さらに元本保証のファンドが危険な状態です。そのファンドはある決められた期間に日本株がある水準まで下がらなければ元本保証になるもので、もう少し下がれば元本保証ではなくなります。今ではこんなファンドは買わないと言っていますが、退職したばかりの人が投資するにはこんな商品でないと売れないのでしょう。また、円高のせいでFXの成績も悪いようです。
円高といえば・・・今朝の日経新聞の1面に、海外移住を夢見ている官僚の話が載っています。プラザ合意後の円高によりスペインではとても余裕のある生活ができると思って移住を計画していたのが、ユーロ高により気持ちが揺らいでいるようです。すでに移住した人たちもユーロ高、物価高で帰国する人が増えているそうです。オーストラリアも、豪ドル高により生活水準を維持できなくなり、タイに移住した人がいます。そのタイでも、バーツ高で老後を過ごす年金ビザ取得が難しくなってきているようです。
海外移住しようと思ったら円高でないと難しいかも知れません。今のところ、将来はマレーシアに住みたいと思っていますが、私がその歳になった時に生活水準がどうなっているか分かりません。もしかしたら、日本の方が割安になっているかも知れません。だから、住みたい国を固定してしまうことにリスクを感じます。住む国の通貨で預金して備えれば・・・と言いますが、ひょっとしたらそれも変更せざるを得なくなる場合もあると思います。だから、将来円高になっていたら海外移住、円安になっていたら国内で・・・と思っています。
ただ、日本が10年以上停滞している間に他の国々が前進していったことを考えると、日本はかなり世界から取り残されたと言えます。なにしろ、10年以上物価の水準が変わっていませんから。普通は少しずつでも物価の上昇はあるものなんですけどね。家族は数年前にフランスに出張しましたが、お昼ごはんは少し食べるとすぐに10ユーロくらいになったと言っています。今とはちょっとレートは違いますが、お昼を外食する時の上限は10ユーロと考えています。で、日本ならこのくらいの上限なら結構マシなものが食べられます。
あと、気づくのは、最近は特に二重価格が増えたことです。喫茶店でもフルサービスとセルフサービスの店がありますが、今ではホテルも二重価格があって、海外からの客が高価な部屋を使うそうです。中国ではずっと中国人向けと外国人向けの二重価格がありますが、日本でも当たり前になってくるかも知れません。悲しいのは、安価な方は日本人向けになること。貧乏な国へ変わってきているのかも知れません。